PLANETEに戻る

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

姫神さんへの手紙 (5)

手紙が手紙のままで今手元にあるものは、じつは1通のみ。後はParisで描いていた水彩画の裏に殴り書きしたもののなかから、姫神さん経由で私の手に渡り、さらにそのごく一部が30数年の年月を経て奇跡的に生き残った、もの。以下に記するのはさらにそこからの抜粋です。従って前後関係は不明です。

○今日はSafi(チュニジア人とドイツ人の混血)とLassade(ベネズエラ人)と三人で夜のドライブ。Parisのセーヌ河沿いの車道はとても美しい。

○ジーンズを穿くことに抵抗を感じなくなったら、私ももっとParisの生活に溶け込めるかも知れない。今の私の神経がジーンズの感覚を拒否している。

○オルリーからミリンダ(モロッコ人)とオートストップ(ヒッチハイク)した。ミリンダがただ電話をかけにオルリーに行くというので、一緒に行った。なんのことはない、夜の空港で航空会社の電話を無断使用するのだ。

○Parisの人たちのなんと多様な顔、顔、顔

○出発前バルバラを聞きすぎたのだろうか。バルバラを背負っていたのでは、Parisで生活できない。バルバラさんを脱ぎます。(Gribouilleを脱いだように)

○モロッコ人、チュニジア人、カンボジア人、アルジェリア人なんかにとって仏語はもうひとつの母国語だということが分かった。一部のインド人にとっての英語と同じ。

○サンジェルマン 正気で狂うエネルギー
 モンパルナス 正気で狂うエネルギー
 モンマルトル 正気で狂うエネルギー

○女の運転手をすでに5人見た。タクシー4人、バス1人。バルバラみたいな「しっかりした甘えのない」仏女性、時々見かける。

○ノンと言わなければならない人に、ノンと言わなければならない時に、ノンということの大変さ、多難さ。優しさはダメさに繋がる危険がある。

○その趣味の女性にメトロで声をかけられた。内気そうな人。おかしかった。

○チンギス汗の本、有難う。早速読みました。

○11:45 Youをオーステルリッツ駅に見送った。KondoとChristineも一緒。Youの友人の料理人Kondoにずっとラジカセを借りたままだ。(注:これでChanson Collectionをしていた。今になってとても役立っている。)

○Parisは胡散臭い低俗な街の面もあるけれど、そして親切を表す人も少ないけれど、個人そのものとしては、一般的にその尊厳は守られる街だと思う。

○今あなた(姫神さんのこと)がくれたセーターを着ています。有難う。赤から、オレンジ、グリーン、黄、茶、ラクダ色、黒、ブルー、ピンク、紫、その他いままでいろんな色を着たけれど、最近白が着たいと思うようになったところ、この白のセーター有難う。白を着たいというのは、私はバルバラから心理的にすでに遠ざかっているのかもしれない(おめでとう、ですね)Well done!

○サビーヌのおじさん(お父さんの兄弟)がイランの大画家であるように、アブディーのおじさん(お母さんの姉さんの夫)はイラン軍の元帥だったとか。

○ダリダの歌のせいか、Deutche Bankに昨日手紙を書いたせいか、ドイツに行っていて、友達がお見舞いに来てくれている夢を見た。一昨日は隣町の大マーケットが共産圏で、そこを脱出する夢を見た。

○今日はJeannineとJean Paulと三人でエッフェル塔に登った、3階まで12F。

○美容院へ行った。78F50. 希望とはちょっと違う。巻きが大きすぎる。もっと小さく小さく幾段にも巻くのがいい。サビーヌのhair styleが理想。

○Brigitte Fontaineの「Comme a la radio」の中で仕事を見つけたスペイン人が大喜びする、という歌詞があるけど、パリの実情を見て、よく分かりすぎる。

バルバラの「怒り」の最後Va-t'en, va-t'enで終わるけれど、その最後の言葉を女がいえる場合、女は強いと思う。

○夕方Rogerの家に招かれた。フランス料理のフルコース。Rogerはプロの料理人なのだ。Annieというイタリア系の金持ち女と暮らしていた。Annieが言うには、RogerやAnnieと言う名前は、古臭いのだそうだ。

○日本を客観的に見ることには少し成功した。

○ブローニュの森で森の電車に乗り、それから森の中で樹の根に座り、バルバラのLa Solitideを聞いた。ブローニュの森の小川のそばで一人聞くバルバラのなんというエレガンス。でも柔軟であるべき精神がどこかで凝固しているこの声を聞いて思った。来る前にバルバラを聞きすぎたためか、あるいは本質的にか、私の精神も決して柔軟ではなく、どこかで頑なに凝固している。不必要に凝固している私の魂、どこかで病んでいるのだろうか。あるいはこれがArtistの宿命なのだろうか。他人を絶対拒否する極度の孤独にこうしてしばしば直面する。(なにも今に始まったことではないけれど)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://someotherdays.blog8.fc2.com/tb.php/139-98f5a838

«  | HOME |  »

2017-10

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

Bruxelles

Bruxelles

FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。