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Rwandan Genocide の検証(1)

情報・読み物 Rwandan Genocide の検証(1) 2005/02/08
General Dallaireの悪夢

ケベックの公園で先月末泥酔して意識を失くし、ベンチの下に転がっている男がいた。1994年Rwanda大虐殺の折、国連平和維持軍を指揮したDallaire将軍である。彼の脳裏には今でも虐殺の現場と腐敗してゆく死体の山々がフラッシュバックする。人間として強いダメージを受け彼は現在精神科医の治療を受けている。評価を受けていた軍人の面影はなく、口を開いて語る姿を見ても、そこに見えるのは精神的廃人の姿だ。怒り、苦痛、孤独、絶望それらの集合の感情に押しつぶされている。彼の中の気高さが、ルワンダで見てきたもの、体験したことを全身で拒否しているのだ。

長い間Dallaire将軍はタンザニアの国際法廷で彼がルワンダで体験したことを証言することを国連によって阻まれてきた。そしてついに証言台に立った時でさえ、その証言は公開されることはなかった。
ルワンダ人民80万人の殺戮を防ぐことが出来なかった自分の無能さを責めるあまり何度も自殺を考えた。最新の精神療法をもってしても、この深いトラウマから彼を救い出し、勇気ある軍人に戻すことはもはや不可能だろう。精神障害のゆえに、カナダの軍隊も4月に除隊した。

この大虐殺はルワンダのフツ族の政権を、結果としてツチ軍が転覆させたのみならずルワンダとウガンダの支持を得た反乱軍によってザイールのモブツ大統領も後に失脚させた。
Dallaire将軍は本当に無能だったのだろうか?
実は3ヶ月も前から,彼はgenocideの危機を国連上層部に報告している。のみならず、真に大惨事を防ぐために軍隊の増強を申し出ている。諸事情でことごとく却下された。
平和もないところに平和維持軍を置いても意味がない。迫りくる大虐殺を阻止するに充分な軍隊が必要だった。機能すべき機関が機能しさえすれば、大虐殺が防げただろうことをDallaire将軍は一番よく知っている。
仮に軍事介入が却下されるにしても各国の協力協調さえあれば、外交的、経済的圧力という方法がなくもない。当時国連安全保障理事会のメンバーだったルワンダの犯罪者政府を、国際社会からボイコットしてしまうという手もあった。ジェノサイドの間中この犯罪者政府は国連安保理事会の正式メンバーであり続けた。

フツ族政府軍に視点を移そう。彼らの目には国連軍その他の軍隊はどのような存在に見えたのだろう。穏健派の首相と、その護衛をしているベルギー人のブルーヘルメットを殺してしまえば、まずベルギー軍が戦意を喪失すると読んでいた。1993年末ソマリアの首都Mogadishuで18人のアメリカ軍兵士が殺害され路上に遺体がこれ見よがしに捨てられ、映像化された時、クリントン政府は平和維持軍の使命を即刻忘却した。この大虐殺は非常に計画的なもので、ベルギー軍の、アメリカ軍の、国連軍の対応など、彼ら独自の心理学と視力で完全に先読みしていたのだ。まるで後催眠にでもかかったように、当時アメリカの国連大使だったMadeline Albrightは「みんな一緒に足並みそろえてルワンダから去りましょう。この国の人たちの運命は、その運命に任せましょう」と決意した。

平和のための軍事介入など、それを大義名分とした,欲に目が眩んだ軍事侵略でない限り有り得ないのだ。自国民を守るために、他国民が血を流して戦ってくれるなど、私達も、ゆめ思わないほうがいい。


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