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Rwandan Genocideの検証(2)

情報・読み物 Rwandan Genocideの検証(2) 2005/02/12
GenocideとWar

「We Wish To Inform You That Tomorrow We Will Be Killed With Our Families」の著者であるPhilip Gourevitchは「Civil WarとGenocideの違いは?」という問いに対して次のように答えている。
「時には市民も巻き込んで二つまたはそれ以上のサイドが戦うのがCivil War。Genocideは政治的意図はなく、血脈を絶つまで殺し続ける、という目的がある」と。子供や赤ん坊はむしろ標的になる。「Rwandaにおいては子宮の中の胎児でさえ、徹底した殺害対象となった」
お互いに戦いあうのが戦争だ。今回フツの軍隊(および一般市民)は、ツチの軍隊と戦うことよりも、その家に行って子供や老人を殺すことの方こそ、その目的とした理由はそこにある。
前にも書いたが、フツ族とツチ族に人種的、文化的、宗教的違いがさほどあるわけではない。ただ植民地支配を容易くするために、優等人ツチ、劣等人フツの、身分証明書を持たされ、仕分けされてきた。長年奴隷的身分に置かれていたツチ族の側から言えば、周辺国に亡命している多くのツチ族の集団的逆襲が、いつが時代を逆行させるのではないかという、どうしても拭い切れない積年の恐怖心があった。それが集団狂気の核となった。目的はフツ族のユートピア、すなわちツチ族の絶滅。これをGenocideという。
飛行機撃墜の後、政府軍が大量殺戮を開始、それに対しRPF軍が反撃に出た。これは確かに繰り返されたパターンの内戦であった。つまりRwandaではWarとGenocideが平行して行われたのだ。

有名な1月11日のfaxがある。WarとGenocideを開始した側の兵士の一人から、国連に実は3ヶ月前に計画の詳細が漏れ知らされていたのだ。どのようにすべてのフツ族をそべてのツチ族の殺害に駆り立てるかという計画。Genosideはすでに示唆されていた。だからDallaireは当然の反応をしようとしたのだ。国連側がこの情報で反応したのはGenocideの部分ではなく、平和維持軍に対するあからさまな攻撃、その部分に反応した。Faxの示唆の通りベルギー人たちが殺害されたとき考えたこと。「逃げよう」「逃げよう」「逃げよう」

100日で80万人。1日8000人。24時間フルに計算に入れて毎分5人以上の殺人である。ほとんどはオノやナイフでの惨殺である。平和維持軍及び各国の政府関係者が祖国の救援機に飛び乗って逃げた後は、Rwandaは殺人の野と化した。

Genocide協定というものがある。Genocideという言葉を容認すれば、逃げ出すわけにはいかなくなる。内戦だ、無政府状態だ、混乱だ、民族紛争だ・・、そう名づけている間に自国民の安全確保を優先できる。
戦争は人間がするおろかな行為のひとつだ。しかしGenocideは人間が人間である以上本来不可能な行為である筈だ。Rwandaに於いてGenocideを感知していたのはDallaireだけではない。実は誰もが感知していた。しかしGenocideという言葉は5月17日まで国連及び関係各国が意図的に回避し続けた言葉だった。
たかが言葉と言うなかれ。歴史を検証するに当たって、私達もWarとGenocideをあいまいに、同列に論じる愚を犯してはならない。


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