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七曜会


七曜会 2004年8月15日 (Sun) 14:37:01

学科入試発表の後、体力テストが丸一日あった。そこで新しい友達ができた。全部一緒に回った。すべての体力、運動能力、彼女が上だった。「スティーブ・マクィーンが大好き」な彼女。お父さんはこの大学の物理学の主任教授(後に学長)で、以前客員教授で渡米した際、彼女もついて行って、在米ハイスクール生活経験があると言った。
「私の祖父もハイスクールから大学に進んで12年間米国で学び、ロサンゼルス大学のバチェラー・オブ・リテラチャー&マスター・オブ・ローだった」という私としては取って置きの自慢話を披露した。が、彼女は何の反応も示さない。彼女の祖父が、元内閣総理大臣若槻礼二郎だという事は、もうずっと後になってから知った。

五月の連休前になると新入生はみんなクラブが決まり始める。「茨高三人娘(若槻さんも含む)」は全員混声コーラス部に入会していた。若槻さんと席が隣になった。
「私もクラブを決めた。同好会なんだけど。七曜会って言うの」
「へえ。それBruellesさんにぴったりなクラブね」
「えェッ、なんで?」「だって、七妖怪でしょう」
「クックックックッ、ちょっと待ってよ。じゃ私、一つ目小僧なの、唐傘ばばあなの?」
「そう具体的じゃなくって、変幻自在という意味で」
「クックックックックッ、同じじゃないの」

めったに行かなかった予備校でも4人の女友達と2人の男友達がいた。その中の一人が姫神さん。男友達の一人は女の子達が密かにジュリーと呼ぶ石本君。神大に行った石本君から4月に手紙が来た。

「昨日総合クラブの部室に行ったら先輩たちが大騒ぎしてた。関西全部合わせても初めての女性部員申し込みが来たって。しかし、この下手な字、この変な名前、これはきっと男の悪戯だろうって。で、その葉書を見せてもらったら、君からの入部申し込みだった。僕、この人知ってる。これは悪戯じゃないって証明しておいたよ。それにしてもこんな再会が出来るなんて本当に驚いた。」私も驚いた。

各大学の横の繋がりがあって、組織として人材はあるけれど、学内では会員も少なく、肩身の狭いクラブだ。部室もない。クラブとして認知されてもいない。時流から言うと、認知されると身が危ない。まるで秘密結社だ。活動は一切しない。全員息を潜めている。先哲を仰ぐ読書会のみ。けれど大学教授が自費で講演を引き受けてくれる。全国規模の機関紙も出ている。この機関紙の内容と文章力を見て大きな衝撃を受け入部を決意した。

一度京阪電車乗車中の会田雄二氏を見た。専門は西洋美学美術史の筈。このビルマ戦線体験者のアンチヒューマニズム論は凄かった。阪大の市村先生、市大の高坂先生、神谷不二先生、村松剛先生(村松英子のお兄さん)、林健太郎先生、東大土曜会関連の三島由紀夫先生、etc.,etc.,
石本ジュリーは土曜会の合宿にも参加していた。
彼が森田必勝にならずにすんで、本当によかった。

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「パリ8月15日」Barbara
この曲は終戦とも、聖母被昇天祭とも何の関係もない。
家族とバカンスに出かけた愛人のことを思った歌だ。日本ならさしずめ、お正月、お盆、誕生日、クリスマスなどに愛人関係の危機は訪れる。



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