PLANETEに戻る

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Sandinistas・オルテガ


Sandinistas・オルテガ 2004年9月2日 (Thu) 17:00:08

The Clashというバンドに「Sandinista」というタイトルのアルバムがあるらしい。どんなコンセプトのアルバムなのだろうか?
また私のメモによると「Contra」というビデオゲイムがコナミから発売されている。どういう解釈の元で作られたゲイムなのか?

中東戦争をイスラエル側から見るか、パレスチナ側から見るか、と少し似ている。双方命を懸けて正義の側で戦っていた。簡単に言うと、反米か親米か?マスコミの論調は一般的に反米側なので7分3分でコントラとイスラエルが悪者扱いされているのではないだろうか。

Alexisが戦ったSandinistaとは?
悪名高きSomoza独裁政権を倒し1979年から1990年まで権力の座についた組織で、その間アメリカが支援するコントラと内戦状態にあった。

1990年「The Japan Times」を読んでいて信じられない記事を見つけた。1990年2月25日平和に行われた民主主義的な選挙でニカラグアの政権が変わった。それも血みどろの戦いではなくオルテガとチャモロ未亡人が仲良く握手しているではないか。ええェ!!あのドロドロはいずこへ?さらに感動的なのは、翌26日、オルテガがした政権譲渡演説。
「我々は勝利して去る。血と汗を流してきたのは政権にしがみつくためではなく、1821年の独立以来、拒否されてきた何ものかをニカラグアにもたらすためだったのだから。(略)ニカラグアとラテンアメリカにいくばくかの威厳と民主主義と社会的公正をもたらしてきたことを我々は誇りにおもう」・・
FSLNつまりSandinistaは野党になった。よく読むと元々打倒ソモサでオルテガとチャモロは共に戦っていた。その後、身内同士もふた手に分かれて、ニカラグアの政治人は複雑怪奇な争いの渦に巻き込まれていたようだ。?
Sandinistaの大統領オルテガの引きの見事さが強く印象に残った。

ところが、ダニエル・オルテガが革命の英雄かと思ったのも束の間、革命史とは別枠で、とんでもない記事に遭遇してしまった。

1998年30歳の養女ソイラメリ・ナルバエス・ムリロが、11歳の時から12年間に渡って性的暴行を受けていたと告発したのだ。
彼のように多忙な人間には性的な解放が必要なのだ。犠牲になることで彼女はサンディニスタの大義を助けているのだーと言い聞かせていたらしい。かつてサンディニスタ派だったエル・ヌエボ・ディアリオ紙は40ペイジに渡る告発の全文を掲載した。

オルテガは10代の頃から結成されて間もないFSLNに参加し、都市ゲリラや革命のための銀行強盗をやったりした。1967年にはソモサの国家警察に捕らえられ7年間を牢獄で暮らした。彼がニカラグアの大統領になったのは1984年、出獄後10年目である。

ソイラメリの夫アルハンドロ・ベンダーニアは何年もの間オルテガが彼の若い妻に暴行する前で、何も出来ずに脅えていた恥ずかしさを告白した。ラテンアメリカでは養女に対する性的暴行は長い間大目に見られてきた。オルテガの暴行を知っているサンディニスタの古参兵も、オルテガの政敵でさえもが、口を閉ざしてきたし、今も口を閉ざしている。権力を持つ男性の特権に従順な風土も忘れてはならない。

オルテガの性的暴行から、Sandinista革命の正否を問うつもりはない。さらに’風土’を持ち出せば、人格を問うことさへ出来ない。ただ「サンディニスタの大義のために」養女が性的暴行を受ける必然性、関連性が、全く見当たらない。
もうひとつ、コントラとの戦いがもたらした経済的損失を考慮しても、オルテガが大統領時の30000%のインフレ率を考えるだけで、Sandinistaの統治能力がわかる。明白であるのに余り認識されていないこと。武装革命組織が突然政権を持つとどうなるかということは、想像して余りある。Alexisが武器をとったのもわかるというものだ。革命力と統治力は全く逆ベクトルなのだから。政権譲渡こそが必然だったのだろう。そして何も知らないものだけが、「演説」などに感動する。


///////////////////////////////////

Boris Vian 「Le deserteur(脱走兵)」

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

2017-08

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

Bruxelles

Bruxelles

FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。