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sweet kiss

sweet kiss 2004年9月28日 (Tue) 17:31:40

会場ぎっしり人が集まった。私が着席した目の前が原田さんだ。相変わらず色っぽい。目で語ってくる。どうしてこの人の前の席になったんだろう。今日はGribouilleの出版記念会(詩学社刊 詩集「耳」)だから、とりあえずホステスとして立ち振る舞おうと決めていた。でもこれだけ見つめられたら、立てない。私も視線を外さないでおこう。・・

他の人達は会場で配られた私の「耳」論をパラパラと読んでいる。詩学社の大西さんに印刷してもらって、とりあえずは私からのGribouilleへの出版記念プレゼントだ。彼女の言語機能は「闇夜の白ステッキだ」と論じたこの文章、38枚書いて彼女に見せたら、いろいろ抗議が来て、二人で相談しながら、糊とハサミを使って原稿を切りチャンチャコ、特に前半の部分は大幅にカットされた。出来上がってみると、かなりよくなっている。
「Bruxellesって素直ね。これだけカットしても怒らないのね」
「確かに過剰な部分もあったから」
Gribouilleが満足してくれたら、それでいい。私もこんな作業がこれだけ楽しいとは思わなかった。原稿はクールで完璧に仕上がった。これを書いて、Gribouilleから少しづつ遠のいていこうと思っていた。

キンダーブックの女性編集長の原田さんは一度離婚している。Gribouilleよりさらに少し年上。手帳のスケジュールはいつもギッシリ。文学を語るにはビジネスライク過ぎる、いい意味でも悪い意味でも大人だと言う、噂の人だ。

う?ん。この眼は誘っている。う?ん、なんとなくお互い了解。OK? OK。小さなテイブルを挟んで5?ほど近づく。5+5で10?。さらに5?近づく。5+5で合計20?。さらに5?。お互い10?まで近づくと、もう目を見詰め合うことに耐えられなくなる。前頭葉のテレパシーが全開する。相手の顔だけが世界のすべてになり、距離を縮めること以外何も考えられない。7?くらいで周囲のざわついた空気をシャットアウトする意味でも目を閉じるしかない。首を伸ばす。5?位か?相手の息が鼻や口にかかる。その体温さえわかる。あと2??しっかり目を閉じると距離が見える。あと1??息を止める。ここで首を突き出すなどという、野暮なまねはしたくない。苦しくてお互い少し息をする。息が過敏になっている唇に降りかかる。さらに3?。息と息で触れ合っている。思いっきり情念を込めて相手の息を吸い込む。呼吸が速まる。触れていない唇の存在を感じる。意識をholdに向ける。何秒間か。行く、しかない。でもその直前にお互いの意志力で(?)同時に思いっきり身を引く。ゆっくりと目を開けて、お互いを見つめかすかに微笑む。それからそっと相手を称えるウインクを交わした。

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「Ma jeunesse fout l'camp」  par Francoise Hardy


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