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「さよならは云わない」コンサートレポート

2005年9月19日(月)敬老の日に、芝・メルパルクホール石井好子歌手生活60周年記念コンサート第一日目が行われた。祝日のため開演は16時30分と、2日目の18時30分に比べて早めに設定された。開演一時間前にすでにメルパルクホールの前に人々があふれた。男性の姿も多い。そしてどの男性を見ても、シャンソン評論家に見える。女性客もシャンソンとの関わりの歴史を感じさせる。パリにも何度も行っている、本場のコンサートも日本のシャンソニエにも常時出かけていて、中には自分も教えている歌っているという感じの方も多かった。歌手と客層がピッタリ一致する。なんだか、私だけが勘違いして、格闘技を見に来たような雰囲気を漂わせてしまっていて、恐縮する。

一部開幕は、原信夫とシャープス&フラッツの「IN THE MOOD」。意表をつかれた。父がよくレコードを回していた曲だ。ダンスをしていた曲だ。戦後60年の年の60周年記念コンサート。石井好子氏のデビューは進駐軍相手のジャズシンガーだったから、ここは外せない。昔はこういったビッグバンドジャズが主流だった。久々に一人ノリノリになってしまった。

今回の構成・演出は石井好子氏ご自身。これが非常によかったように思う。曲の紹介、解説、自分との関わり、コンサートの流れに、説得力がある。客席に向けてのトークも平常心、自然体で、ステイジと客席が一体化してゆく。司会は永 六輔氏、木原光知子、ピーコと、三人とも石井好子氏とは阿吽の呼吸。百万の援軍。(近親者を亡くされた後だったけれど)力んだり、壮絶になったり、悲壮になったりする必要すらない。これは杞憂だった。
石井氏&ピーコ氏の「サトウキビ畑」はしみじみとして、ステージ上での歌唱とは思えないほど素朴で、永六輔氏もおっしゃっていたが、これは企画家・演出家、石井好子の才能の一端を垣間見させた。
第一部終了曲は「生きるものの歌」。詩も曲も素晴らしく、そして選曲的にもピッタリで、この曲を聴くためにCD店を駆け回るファンは一気に増えるだろう。「こんにちは赤ちゃん」が”生”を歌ったものなので、その対極として”死”を歌ったものを書いたと、永六輔氏はおっしゃっていた。「生きるものの歌」とは、”死”を”生”に飲み込んでいる者の歌なのだ。

ここで20分の休憩。パンフレットを開けて「パリの女 石井好子」という永瀧達治氏の文章に目を通す。そして感嘆!石井氏と永瀧氏と、共に二つの故郷(J'ai deux amours,mon pays et Paris)を持っておられる。その上での石井好子論。完璧で脱帽ものだ。
ー「クラースはブランド物を身につけたり、マナーを学んだり、一流のホテルやレストランに行くことで得られるものではない」ー
ここのところを勘違いしている人がどれだけ多いか。残念ながらその勘違い組みには、真の石井好子の姿は永遠に見えないだろう。・・
ロビーに出てみてあっと驚いた。お祝いの巨大なお花のスタンドが所狭しと並んでいた。ロビーは突然、花々の密林と化していた。そのほとんどはタレント・芸能人・歌手などなどからの贈り物。ロビーに出た客は身長よりもはるかに高い花々の迷路の中を歩くが如し。と突然「こちらはシャンソン界の第一人者、大野修平さん」という声が聞こえてきた。そちらを向くと「いえいえ、そんな・・」といいながら、人々と挨拶をされている、HPの似顔絵イラストそっくりな大野氏がいらっしゃった。一瞬ご挨拶に行こうと思ったが、先にも書いたようにいでたちが場違いなので、恐縮して気後れしてやめにした。      (つづく)

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