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「さよならは云わない」コンサートレポート(2)

第二部はシャンソンメドレーで幕開け。
アンドレ・クラボーの「エルザの瞳」の前には作詞者のルイ・アラゴンについての言及が入った。シャンソン歌手の多くに作品を提供しているルイ・アラゴン。「シュールレアリズム宣言」のアンドレ・ブルトンと袂をわかっているので、P.エリュアール同様、実は私は興味をなくしていた。しかしシャンソンの作詞家としては、むしろブルトンよりも注目すべきだと、改めて思った。近々、アラゴンについて小記事を書いてみたい。
アンコールは「大好きなダミアに捧げます」と言って、「かもめ」を歌われた。オランピア公演で照明のジャック・ロベラリスを感動させたダミア直伝の曲。そして最後は、もう石井好子氏のテーマ曲といってもいい「二つの愛 J'ai deux amours」。最高に盛り上がって幕となった。終始自然体で率直なトークの上手さも炸裂して大成功だった。敬老の日とはいえ、”老い”を微塵も感じさせない、パワフルなステイジだった。

最後に1曲のみを取り上げるとすれば「NE ME QUITTE PAS」だろう。紛れもない石井好子の「NE ME QUITTE PAS」特にこの日のこの曲は永久保存ものの素晴らしさだった。
日本人シャンソン歌手として、和訳で歌うか、原語で歌うか、は解決不可能なジレンマ。それにも敢えて言及され、原語で歌われた。
新刊の「さよならは云わない」にはもっと大胆な問題に触れられている。「わたしだって、シャンソンならフランスの一流の歌手を聞きたいし、ジャズならアメリカ人で聴きたい。では日本人シャンソン歌手とは一体何なのか」と。(これは何もシャンソンに限らない。オペラをはじめすべての洋楽歌手に関係する問いだと思う)
歌手にほれ込み、原曲にほれ込み、年月かけて自分の歌にすることだ。
日本人シャンソン歌手の「NE ME QUITTE PAS」ではなく石井好子の「NE ME QUITTE PAS」まで歌いこめば、この永遠の課題も一瞬に解決する。この日の石井好子の「NE ME QUITTE PAS」はそういった意味でも、この名曲を再生し、さらに成長させたと言えるだろう。こうして毎年進化する「NE ME QUITTE PAS」は圧巻だった。そしてブラボーの声が飛んだ。
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大野修平氏の石井好子コンサートレポートはこちら
永瀧達治氏の石井好子コンサートレポートはこちら
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Les Goelands (かもめ)」 石井好子

ダミア亡き今、「かもめ」は石井好子の歌だと言えるだろう

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